証券会社の利便性
やると決めたら一気に展開するというところだと思いますが、日本の金融機関がこれからの時代に適応していくためにはどうしたらいいのでしょう。
まずは経営者の意識変革。
特に横並び主義を止めることです。
米国系の金融機関には、それぞれ明確な戦略の違いがあるわけです。
基本にあるのが、ROEの最大化です。
あるなしでは戦略が全く違ってくるでしょう。
日本のメーカーには、SニーやTヨタやHンダ、Cノンといったグローバルカンパニーがある。
彼らは、十分に世界と伍して戦っているわけです。
グローバルカンパニーは低成長時代に合わせてちゃんと経営のスタイルを変えている。
たとえ経済が成長しなくても、収益が出るような構造に変化させる。
1つひとつの商品、ビジネスの付加価値を厳格に追求しています。
量的な拡大がなくても、付加価値によって、たとえ売上が増えなくても利益が増えるように展開している。
さらに、新しいテクノロジーなどを加えていくことで、たとえばSニーのように売上自体も増やしていく。
だから、日本人ができないということでもないし、日本の会社ができないということでもないのですよ。
残念なことに金融機関だけが遅れてしまった。
規制で守られた業種は皆そうですよ。
銀行も戦ってはきたのですが、期間損益で戦ってきたわけです。
つまりP/Lですね。
そうしているうちに、バランスシートの方を滅茶苦茶にしてしまった。
期間損益を極大化しようとする過程で、むやみに企業価値を減らしてきたわけです。
それでも今までは収益競の全売上の中で日本国内の売上比率は20%とか30%ぐらいしかない。
まさに世界中がマーケットなわけです。
日本の金融機関の経営者は、グローバルプレーヤーを指向する場合は、視点を世界に向けて、世界のマーケットに軸足を置いた戦略を展開すべきなのです。
ところが大手邦銀はおしなべて国内に軸足を置いて、付随的に海外展開をやっている。これでは現状を脱却できないですよね。
金融業の場合、日本というホームマーケットが大きいから、それに安住していたのでしょうね。
メーカーの場合、会社欧州系のユニバーサルバンクはそれぞれの地域でローカル化をはかっている。
日本市場はいま、そのチャンスだ。
ところがグローバルスタンダードの時代は、企業価値で競争が繰り広げられる。
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